男と女は一生分かり合えないの?
2018.08.08 |
男性と女性の脳は違う
そんなことを聞いたことはないでしょうか?
僕は脳科学者ではないので、ここでは僕の経験を下に
男女は一生分かり合えないのかどうかを考えてみたいと思います。
「もう!うちの旦那は何で話を聞いてくれないの?」
「あー!うちの妻は何で仕事で忙しい事を分かってくれないんだ!」
とにもかくにも、男と女はなかなか分かり合えないんですよね…
僕らの仕事は、こんな些細なすれ違いをこじらせて
大きな溝を作ってしまった方々のサポートをすることもあります。
本当は旦那に愛して欲しくて、
寂しくて甘えたくてしょうがないのに
口を開けば旦那に文句の機関銃
本当は妻を愛していて、
妻の笑顔を見ていたいのに
顔を合わすと仏頂面でダメ出し上司に
なかなか素直になれない2人
本音を知れば、かわいらしいのに
○小さいころはみんな素直
僕たちは小さい頃には、
「バナナ食べたい」
「滑り台がしたい」
「まだ帰りたくない」
とか素直に自分が感じていることを表現してきました。
それが、社会に揉まれていろいろな経験をすると、
素直に感情を表現することが人間関係に軋轢をうむのか、
感情を隠すことを覚えるようになります。
また社会との接点が増えることで
社会や周りからの評価も気になります。
それによって、感情という本音ではなく
世間からの見た目を取り繕う生き方が身についてきているようです。
人の心は繊細で傷つきやすいのでしょうがないことだと思います。
特に男女関係になると
男性は、かっこよく見られたい、情けない男と思われたくない
女性は、もっと私を大切にして欲しい、もっと察して欲しい
なんて思うようになっているかと思います。
その本音をとり繕い、素直に表現せずに、
男性は虚勢を張り、
女性は愚痴で不満を発散させているのかもしれません。
これが、特にパートナーシップになると、
お互いに照れくさいことから、
素直に気持ちを伝えられなくなっていることが多いように感じます。
また、相手との関係に慣れすぎてしまって、
相手の言動に気を配れなくなっているかもしれませんね。
○分かり合うことはできる?
そもそも、人間なんて一人一人が本当に分かり合うことなんて
できるのでしょうか?
みなさんの周りに一卵性双生児の兄弟姉妹がいませんでしたか??
実際に一卵性双生児の方もいるかとは思います。
そのような方々は兄弟姉妹で
同じ性格・考え方・感じ方をしていますか?
少なくともとも僕はそのような一卵性双生児に
出会ったことがありません。
同じ遺伝子を持って、同じ両親の家庭で育っているにもかかわらず、
性格や考え方が違うんです。
てことは、
まったく別の人生を歩んできた二人なら、
性格も価値観も考え方も同じな訳がないですよね。
ちなみに僕はメロンが嫌いです。
なので、メロンが好きな人の気持ちなんて理解できません。
でも妻はメロンが好きです。
外で食事をして、デザートにメロンが出たら。。。
妻にあげますw
美味しそうにそのメロンを食べる妻がかわいいんです。
と少し惚気ましたが、
メロンの話になるとわかりやすくないですか?
これが政治的思想でもそうですし、休日の過ごし方でも、
テレビの感想でも、子育ての方針でもそうだと思います。
それぞれ一生懸命に人生を生きているので、
何についてどう思ってもそれは正しいんだと思います。
そもそもが違う二人が
生活という嘘で隠せない生き様を共有することになる
それが結婚だと思います。
そうであれば、夫婦生活の中でお互いが
何を重視して、
何に悲しみ、
何に喜ぶか
全て同じになる方がおかしいと思うんです。
お互いに分かり合えないとか、
旦那は私を理解する気がないとか
妻は俺を理解していないとか
そんなことは究極的にはどうでも良いと思うんです。
みなさんの人生を共に歩もうと決断してくれた
パートナーの存在そのものを尊重して
パートナーの価値観や性格を大切にしてあげて違いを楽しんで
それぞれが繊細にコミュニケーションを取り合うことで
二人だけの素敵な形を作り上げることが結婚だと思います。
ありのままのパートナーを受け入れるだけです。
無理に理解しようと分かり合おうとする必要はないと思います。
そこにいる、その人の存在を尊いものと感じ、
そのままのその人をただ受け入れるだけです。
そして、万が一離婚をすることになっても、
そこにパートナーに対する尊敬、
パートナーの人生をも思いやる心があれば、
僕らに高い報酬を払う必要なく
みなさん自らの力で大きな人生の岐路を
乗り越えていけると僕は信じています。
ポイントは尊敬とコミュニケーションではないでしょうか。
僕ももともとそんなことちゃんとできませんでした。
むしろ価値観押し付け型の大変な男でした、、、
でも相手の存在を尊敬することや
繊細なコミュニケーションをとること
それぞれコツや練習方法があるんです。
まだ僕も上を目指してさらに挑戦中ですけどねw
またそれは別の機会に。