生命維持に大切な「水」!
2020.10.09 |
こんにちは。事務局です。
体の構成をしていつと言われる3つの要素を皆様ご存知でしょうか?
「気」「血」「水」。
この3つの要素のバランスが整い、体の健康を維持することが出来ていると言われています。
その3つの要素のお話を3回に分けてお話してきました。
最後は生命のエネルギー「水」!
■お肌のカサカサ、まさに「水」の影響!
体の60%は水分でできている。小学生の理科の時間教わりましたね。
摂取した水分は腸に吸収され、前回お話した血液などの
体液となって全身を巡り巡っています。
水分は生命維持重するのにとても重要な役割を果たしています。
その水分が不足している状態を「津虚」と言います。
「津虚」になることで、全身の肌が乾燥しカサカサ状態、
髪もパサつき、ドライアイなどの症状があらわれます。
それだけではなく、水分には関節をなめらかにする働きがあるので
水分が充分でないと、関節痛を引き起こす可能性もあるそうです。
また粘膜も乾燥することで免疫力の低下から感染症にかかるリスクも増えます。
「津虚」の症状が現れた時のオススメ食材
梨、ぶどう、柿、レンコン、白キクラゲ
アーモンド、くるみなどのナッツ類
このような水分の多い食物。
■そのむくみ!水の滞りが原因!?
体内に水がたまり、流れが滞った状況を「水滞」と言います。
水分の取りすぎ、水分代謝の低下により、「水滞」を引き起こします。
梅雨などの湿度が多い時期、また白砂糖の取りすぎ、脂っこいものの食べ過ぎなど、時期や食生活も「水滞」を起こす原因を作っているそうです。
また、水分代謝は冷えからくるとも言われています。
水分を取る際、冷たい飲み物を飲み過ぎて体を冷やしては意味がありません。
水の巡りを良くするために、適度な汗をかき、水分を体外に排出させながら、
水分を摂っていくことをオススメします。
「水滞」の症状が現れた時のオススメ食材
きゅうり、メロン、トマト、もやし など
この野菜や果物は体内に水を巡らせる働きがあると言われています。
今回は健康に必要な要素「水」についてお話しさせていただきました。体に巡っている「水」は私たちが生きるために非常に大切な働きをしています。
3回に渡って健康に大切な要素の働きと働きがうまくいかず起こる不調について
お話してきました。
毎日頑張っている自分をしっかり労ってあげてくださいね。
参考 監修 薬日本堂 「はじめての漢方ライフ」